中古車販売会社である「ビッグモーター」が相次いで不正が発覚しており、やばい会社と話題になっています。
4月29日、「FRIDAY」ではビッグモーターが意図的に客のタイヤに穴を空けてパンクさせていたと報道されました。
熊本浜線店を中心に車検の不正などがあったようで、現在批判が殺到しています。
「FRIDAY」からその衝撃動画は出されていないようですが、動画内の画像が出回っていたので画像とともに詳しく解説していきます。
ビッグモーター客のタイヤに穴空け
今回タイヤのパンクを自然に見せるために細かく指示している動画を「FRIDAY」が入手。
タイヤをわざとパンクさせ、修理代を保険会社に水増し請求していました。
動画を提供したのは、今回話題になった熊本浜線店に2019年から2年間勤め、整備部門の責任者だった人物Aさん。
この動画は2021年6月、Aさんがどうにかして不正の証拠を残そうと
「仕事を覚えるため」と偽って撮影したものでした。
動画は40秒ほどで、タイヤへの穴の空け方を細かく説明していたようです。
タイヤをパンクさせる目的は工賃を請求するためでした。
タイヤ自体は保険が効くケースが多いため客側の負担はないが、交換の作業料はかかってくるそう。
1本3,000円程度で4本まとめて替えれば1万円の売上になります。
この手法で、月20~30万円の収益になっていたと情報提供者Aさんは話します。
【衝撃動画】タイヤの穴空け動画を解説
タイヤの穴空け方法を教えている工場長。
情報提供者Aさんによると、タイヤが摩耗した部分を狙って穴を空けるよう指示があったようです。
ネジを刺す場所を指示。
他にも保険会社への申請方法について説明されていた様子。
摩耗しすぎたタイヤは保険適用外になるそうで、溝が残っている部分をアップで撮影するなどの工作が行われています。
作業はほんのわずか10秒ほどで終了。
「踏んで刺さった」という理由で申請するケースが多く、ネジは刺したままにするようです。
この動画は約40秒で、タイヤの穴の空け方を細かく説明していました。
【衝撃】整備士のグループラインも流失
動画とともに、整備士のグループラインも提供されています。
ギア用オイルを交換していないのにもかかわらず
「交換したていで大丈夫です!」と発言している整備士。
他にも納品書の書き換えのやり取りもあったようで、不正が日常的に行われていたことがわかりますね。
他の店舗でも不正が行われていたようで、保険金の中抜きも行っているとのことです。
パンクさせた後に安いタイヤに付け替え、保険会社には最新の高級モデルに変更したと申請。
この方法だと、その分の差額が丸々収益として受け取れるとのことです。
背景には本社の理不尽なノルマ
会社内で度々行われている不正について、Aさんは工場長には抗議しましたが、聞き入れてもらえなかったようです。
Aさんが「穴空け」を行うことはなかったものの、
犯行を認識しながらも止めることができなかった。罪の意識は常にありました
と話されています。続けて
一番許せないのは数々の不正やノルマについて『具体的な指示は出していない』という本社の姿勢です。
と語るAさん。
どうやら売上が悪いと、工場長は他の工場長たちの前で名指しで批判され、また本社の人が毎月支店に視察に来るのに、現場の苦境は見て見ぬふりであったそう。
不正を実際に行なっていた整備士や店舗が悪いのはもちろん、会社の経営自体に問題があったようですね。
まとめ
今回は中古車販売会社ビッグモーターが意図的に客のタイヤに穴を空けていたという報道について詳しく調査しました。
衝撃動画自体は出回っていないものの、動画内の画像で詳しく解説していきました。
今回のタイヤ穴あけ以外にも保険金の中抜きなど数々の不正が日常的に行われていました。
会社自体がどのような処分を受けるのか今後も注目していきます。
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